見学会・セミナー等報告
■宮島水族館(みやじマリン)施設見学会

日時 平成23年12月9日(金)
参加人数 47名
場所 広島県廿日市市宮島町11−3
施設名 宮島水族館(みやじマリン)
《施設概要》
敷地面積 7,218.27m2
建築面積 4,098.66m2
延床面積 5,822.55m2
最高高さ 12.227m
構造 RC造、一部S造
階数 地下1階、地上2階
管理水量 1,837t
飼育展示生物数 350種、13,000点以上 (目標:400種、15,000点)
主な水槽の水量等
水槽名 水量(t) 水深(m) アクリル厚み(mm)
宮島の干潟 5 0.6 50
アマモ場 5 1.2 50
カキ水槽 120 5.3 220
ゆったり水槽 350 4.0 250
スナメリ水槽 220 3.6 160
タチウオ水槽 50 3.0 120
《設備概要》
1.水源 上水
既設上水管接続管口径 75mm(生活用水)
既設上水管接続管口径 40mm(生活用水外 : 下水放流無し)
2.給水 方式: 直圧給水式、一部ポンプ圧送式(空調加湿)
系統: 75mm系統(生活用水)
40mm系統(キーパーヤード用水、空調機加湿、室外機散水)
給水ポンプ: 空調機加湿、熱源補給水用
受水槽一体型推定末端圧力一定方式 20L/min X 30m
3.給湯 方式: 局所式
4.排水通気 排水方式: 屋内外 汚水・雑排水合流式
通気方式: ループ・伸頂通気
5.衛生器具 大便器: 洋風−自動洗浄弁式 32組、和風−自動洗浄弁式 6組
小便器: 自動洗浄弁式 20組
洗面器: 44組
6.消火設備 屋内消火栓: 消火ポンプ 50φ X 50φ X 300L/min X 62m
易操作性1号消火栓 10台
7.排煙設備 方式: 機械排煙方式同時開放型
8.空調設備 方式: 空冷ヒートポンプエアコン
9.換気設備 方式: 第1種換気(居室、機械室)
第2種換気(観覧通路)
第3種換気(キーパーヤード、便所、倉庫)
10.飼育設備 方式: 重力式ろ過循環方式
圧力式ろ過循環方式
ユニット水槽方式
飼育装置: 開放式ろ過器 1台 圧力式ろ過器 26台
プレート式熱交換器 17台 マグネットポンプ 16台
ナイロンコーテイングポンプ 19台 水中ポンプ 7台
陸上ポンプ 2台 海水用加圧給水ポンプ 1台
ブロワ 3台 薬注装置 2台
海水電解装置 2台 オゾン発生機 1台
紫外線殺菌装置 1台 FRPパネル水槽 3台
11.飼育熱源 冷熱源: 空冷式ウォーターチリングユニット 3基
冷却能力: 75.0kW(30HP)
冷水量: 215L/min(12℃〜7℃)
温熱源: 真空式温水ヒーター 2基
加熱能力: 116kW
温水量: 332L/min(55℃〜60℃)
12.自動制御 方式: 中央リモート監視システム
監理点数: 発停 45、設定 17、状態表示 130、警報表示 213、計測 50、計量 3
《見学写真》
建物外観(エントランス)
建物外観(エントランス)
西名支部長挨拶
西名支部長挨拶
バックヤード1
バックヤード
バックヤード2
バックヤード
ろ過装置
ろ過装置
説明風景
説明風景
地下1階機械室
地下1階機械室
海水電解次亜塩素酸発生装置
海水電解次亜塩素酸発生装置
中央監視盤
中央監視盤
厳島神社
嚴島神社
■平成23年度 第5回技術発表会

開催日 平成23年11月15日(火) 13時15分〜17時00分
参加人数 75名
会 場 鯉城会館 5階 サファイア(東)
技術発表会は、中国・四国支部管内において空気調和・衛生工学会が対象範囲とする分野で活躍している 技術者を対象として毎年開催され、今年で第5回目となりました。
 各技術者が設計や施工に関する業務の中で、創意・工夫をして完成させた事例を、1題に対し約10分の 発表時間と、5分の質疑応答で進行され、下記の通り9題が発表されました。
また、今回は技術発表会に先立ち最新技術の動向として,パナソニック電工(株)様から「スマートグリッドで 始めるエナジーソリューション事業」について特別講演を頂きました。
なお,SHASE-CPDシステム参加登録者には、CPDのポイントがついております。
時 間 題 目 発 表 者
13:15〜13:20 開会挨拶 (社)空気調和・衛生工学会中国・四国支部
支部長 西名 大作
〔特別講演〕
13:20〜14:20 最新技術の動向
スマートグリッドで始めるエナジーソリューション事業
パナソニック電工(株)情報機器事業本部
情報機器戦略企画室 松尾 至生
〔技術発表会〕
【司会】 山口大学大学院 理工学研究科 准教授 小金井 真
14:30〜14:45 庁舎改修に於ける屋外配管ユニット化と免震継手の見直し ダイダン(株)中国支店
菊川 誠
14:45〜15:00 リニューアル工事のトラブル事例と対策 高砂熱学工業(株)広島支店
牧本 浩明
15:00〜15:15 空調改修の進め方とエネルギー消費量の推移 清水建設(株)広島支店ビルライフケアセンター
三好 和夫
15:15〜15:30 某病院における居室排気の地下免震ピット換気への転用 三機工業(株)中国支店
○中村 学司  北尾 徹
15:30〜15:45 クールチューブの実測による性能評価と簡易計算表の活用事例 新日本空調(株)中国支店
○中根 伸昌  臼井 健人
休 憩
【司会】 広島大学大学院 工学研究科 准教授 田中 貴宏
15:55〜16:10 3次元CADを活用した施工事例 新菱冷熱工業(株)中国支社
堀口 槙一
16:10〜16:25 廿日市市新宮島水族館における飼育設備工事について (株)朝日工業社中国支店
吉田 実
16:25〜16:40 温泉施設における木質チップボイラの導入事例 東洋熱工業(株)中国支店
魚谷 穂高
16:40〜16:55 産業廃棄物“0(ゼロ)”への取組み 三建設備工業(株)中国支店
吉政 稔

16:55〜17:00 閉会挨拶 (社)空気調和・衛生工学会中国・四国支部
副支部長  大枝 隆介
注1)1題につき発表10分、質疑応答5分とする。
注2)質疑応答による時間超過等の場合は、順次繰り下げて次の発表を行っていただく 。


■特別講演
スマートグリッドで始めるエナジーソリューション事業
パナソニック電工(株) 情報機器事業本部  情報機器戦略企画室 松尾 至生様

「最新技術の動向」として、スマートグリッドなどについてご講演を頂いた。
 世界的なCO2濃度の上昇による地球温暖化や、電力需要の拡大による課題を解決するためのスマートグリッドについて説明して頂いた。発電と需要のバランス調整を賢く行う電力系統としてのスマートグリッドの概念や、再生可能エネルギーなどの分散したエネルギーを統合制御するスマートメーターの普及が加速していくことなどの背景から 、パナソニック電工様が取り組まれるエナジーソリューション事業についてご講演頂いた。
 再生可能エネルギーの代表とされる太陽光発電や蓄電池についての説明と、日本や中国で取り組まれている「スマートタウン」や「スマートシティー」の概要についてもお話頂いた。後半は、日本政府の最近の動きと、平成24年度の資源・エネルギー関連の概算要求ポイントと、パナソニック電工様の商材である照明事業におけるLEDの特徴についてご講演頂いた。

《発表会写真》
西名支部長挨拶
西名支部長挨拶
パナソニック電工(株) 松尾様
パナソニック電工(株) 松尾様
発表会の様子
発表会の様子
発表会の様子
発表会の様子
■まなびの館ローズコム及び(株)エフピコのリサイクル工場施設見学(福山市)
日   時 平成23年10月11日(火)
参加人数 37名
場   所 【施設1】 株式会社エフピコ 福山リサイクル工場
広島県福山市箕沖町127-2
【施設2】 まなびの館ローズコム(福山市生涯学習プラザ)
福山市霞町一丁目10番1号
【施設1】株式会社エフピコ 福山リサイクル工場
《概要》
 福山市に本社を置く株式会社エフピコのリサイクル工場見学では、回収されたトレーを工場にて洗浄などの 過程を経た後、破砕されペレットと呼ばれる材料にされ、このペレットからはまたトレーが作られておられます。 これが「エコトレー」と呼ばれているものです。
エコトレーはエフピコ独自の技術によって生まれたエコロジー商品です。
回収されるトレーは,発泡スチロール食品トレーと透明容器トレーの2つに区別されており,工場へ搬入された トレーは別々のラインで処理されています。
《各トレーの工程》
 透明容器トレー
搬入→選別→素材別に破砕・洗浄→溶融・押出→ペレット化→エコトレーに加工
 発泡スチロール食品トレー
搬入→選別→風力選別・一次破砕→一次洗浄→二次洗浄→すすぎ洗浄・脱水→二次破砕→溶融・押出 →ペレット化→エコトレーに加工
 PET
搬入→選別,金属除去/破砕→キャップ・ラベル除去,アルカリ洗浄→揮発留分除去→再生PET容器の 原料完成→PET容器に加工

《見学写真》
建物外観1
建物外観1
建物外観2
建物外観2

【施設2】まなびの館ローズコム(福山市生涯学習プラザ)
《概要》
 この建物は,福山市内中心部の中央公園地区に位置し、「市民の生涯学習及び交流の拠点」となる施設 として計画されたものであり、図書館・公民館・子育て支援・放送大学など、市民に開かれたニーズに対応 できる多様な機能を集約した複合施設となっています。
 井戸水の恒温性を活かして、クールヒートチューブに図書館閲覧室と公園を隔てる水盤を吹走する空気を 取り入れ、夏場の周辺熱環境の緩和を図るとともに、自然換気システム等を採用するなどいろいろな工夫が なされております。
 なお、この施設は本年度の技術新興賞受賞業績であり,当日は設計をご担当された鞄建設計の水出様 と、機械設備工事の施工をご担当された高砂熱学工業鰍フ鹿子島様にご説明頂きました。
建築概要
建物規模 地下1階、地上4階,塔屋1階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
延床面積 14,097m2
竣工年月 2008年 3月

《主要熱源設備》
空調設備
主要熱源機器
ガス焚吸収式冷温水機
冷却能力 317kW (90USRT)
2台
空冷ヒートポンプチラー
氷蓄熱ユニット
冷却能力 376Kw
加熱能力 418Kw
1台
氷蓄熱槽(パネル式) 冷熱 8,117MJ/温熱 1,237MJ
内融式 寸法 10.8×2.2×2.4H
1台

《設備の特徴》
主な省エネルギー計画 自然エネルギーの活用 自然換気併用空調
ナイトパージ制御
井水の有効利用
クールヒートチューブのよる外気導入
太陽光発電設備の導入
省エネルギー対策 外気負荷の削減
インバータ化による搬送動力の削減(VAV・VWV)
調光による照明電力の削減
工業用水・井水の利用
建築的対応 直達日射を遮る大庇(2.4m幅)など

 建築と融合した自然エネルギー利用と実効性の高い省エネルギー手法の導入によって、年間来館者数が 全国トップレベルの80万人といった稼働率の高い施設でありながら、年間1次エネルギー消費量は1,277MJ/m2 であり、各種手法を採用しなかった場合に比べ36%の削減となっています。
また、建築総合評価システム(CASBEE)による評価では、BEE=3.5の(Sランク)を得ています。

《見学写真》
西名支部長挨拶
西名支部長挨拶
説明風景(4階会議室)
説明風景(4階会議室)
建物外観(水盤)
建物外観(水盤)
屋上(閲覧室吹抜けに繋がる自然排気口)
屋上(閲覧室吹抜けに繋がる自然排気口)
熱源機械室(地階)
熱源機械室(地階)
熱源機械室(地階)
熱源機械室(地階)

《説明資料》
説明資料
■地区講演会
開催日 平成23年5月24日(火) 講師
講師
参加人数 67名
会場 鯉城会館 5階 パール
演題 低炭素社会の構築に向けた政策と技術
講師 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻
教授 坂本 雄三 様
平成23年度通常総会の後、東京大学大学院の坂本雄三教授により、低炭素社会の構築へ向けた政策と技術について講演がありました。内容は4部構成で、省エネルギーの政策・基準・技術等について興味深いお話でした。
1.温暖化対策と昨今の政治・行政
・地球温暖化対策は世界の政治課題
・日本のCO2排出量の推移
・部門別のCO2排出量の増加率(対90年比)
・民生部門のエネルギー消費が増大する要因
・省エネ法と建築・住宅の省エネ基準
・省エネ基準の運用強化(ムチ)
・省エネ措置(省エネ計画書)の届出
・BEST(エネルギー消費計算プログラム)の開発
・省エネ住宅・建築への政策的支援(アメ)
・住宅版エコポイント
・建築物省エネ改修推進事業(国交省補助金)
・住宅・建築 省CO2先導事業(国交省補助金)
2.今後の温暖化対策と省エネ基準の動向
・日本のCO2削減の目標(低炭素社会への道)
・省エネ基準の義務化へのロードマップ(案)
・現行の建築用省エネ基準(PAL)
・現行の建築用省エネ基準(CEC)
・現行のCECの判断基準値
・新しい省エネ基準(2011年度中?)の方向
3.省エネルギー技術の状況
・建築におけるパッシブ手法の活用
・外皮のパッシブデザイン
・ヒートポンプの理論効率(COP)
・建築の空調熱源機でもHPは高効率
・熱源の部分負荷特性とオフピーク性能評価
・ヒートポンプ冷凍機の改良
・ヒートポンプと蓄熱による省エネルギー
・空調熱源のエネルギー効率の実施
・ビルマルチエアコンも省エネ化
・デシカ空調(潜熱・顕熱分離空調)
・全熱交換機による熱負荷の削減
・インバーター制御による年間搬送動力の削減
・照明設備の省エネルギー
4.低炭素化への動向
・低炭素都市(社会)の4要素
・英国におけるゼロカーボン建築物の動向
・ドイツにおけるゼロエネ建築物の状況
・日本の太陽光発電建築
・ZEB(zero energy building):低炭素化への一歩
・省エネと創エネ(低層事務所建築の例)
・ZEBの可能性に関する検討
・スマートグリッド/スマートハウスの必要性
・スマートグリッドと建築
・既存建築の省エネ改修の推進(長寿命化)
・東大サステナブル・キャンパス・プロジェクト(TSCP)
・東大本部棟における窓改修の省エネ効果
・工学部1号館の空調熱源システムの省エネ診断
・熱源機の製造熱量と負荷率の実測結果
・木造建築の振興(低炭素素材の推進)
・新成長戦略から低炭素文明の創出へ(まとめ)
《講演会の様子》
講演会の様子 講演会の様子

■広島法務総合庁舎
日時 平成23年2月25日(金)
参加人数 50名
場所 広島市中区上八丁堀2−15
施設名 広島法務総合庁舎
《施設概要》
敷地面積 14,820.32m2
建築面積 3,217.49m2
延床面積 32,186.28m2
規模 地下1階・地上12階・塔屋1階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造
《設備概要》
1.空調設備
1)熱源設備 ガス焚吸収式冷温水発生器
氷蓄熱ユニット
空気熱源ヒートポンプチラー
738KW X 3台
411KW(製氷能力 288KW) X 1台
236KW X 1台
2)空調設備 単一ダクト + ファンコイル方式
パッケージエアコン方式
3)換気設備 中央 + 個別併用方式(第1種、第3種換気)
4)排煙設備 自然排煙・機械排煙方式
5)自動制御設備 デジタル方式
オープンネットワークによる監視制御
(主・副)中央監視装置(無停電電源装置内蔵)
2.衛生設備
1)給水方式 加圧給水方式:上水・雑用水(雨水再利用)の2系統
上水受水槽 : 38.2m3
雑用水水槽 : 12.0m3
2)給湯方式 貯湯式電気温水器(湯沸器・多目的便所)
3)排水通気方式 汚水・雑排水合流方式ループ伸頂通気
汚物用水中モーターポンプ
4)消火設備 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、連結送水管設備
泡消火設備、窒素ガス消火設備
5)雨水ろ過設備 処理水量 20m3/h
ろ過ポンプ 334リットル/min
雨水貯留槽 127m
6)衛生器具 システムトイレを主に採用
1階・6階の多目的便所オストメイト設置
《見学写真》
建物外観 熱源機械室
建物外観 熱源機械室
屋上配管ラック 天井内(施工中)
屋上配管ラック 天井内(施工中)
《説明資料》
説明資料1 説明資料2
説明資料3 説明資料4
■広島合同庁舎1号館耐震改修工事
日時 平成23年2月25日(金)
参加人数 50名
場所 広島市中区上八丁堀
施設名 広島合同庁舎1号館
《施設概要》
敷地面積 40,148.67m2
建築面積 2,301.62m2
延床面積 15,454.04m2
規模 地下1階・地上6階・塔屋2階
構造 鉄筋コンクリート造
《設備概要》
1.空調設備
1)熱源設備 吸収式冷温水発生器 500USRT X 3台(4号館より供給)
2)空調設備 ファンコイル + 全外気空調機、個別パッケージエアコン
3)換気設備 中央 + 個別併用方式(第1種、第3種換気)
4)排煙設備 自然排煙
5)自動制御設備 DDC+中央監視制御方式
2.衛生設備
1)給水設備 高架水槽重力給水方式 ※2階以下は直圧、3階以上は直圧+増圧ポンプ
2)排水設備 汚水・雑排水合流式、ループ通気方式
3)給湯設備 局所給湯方式(電気・ガス)
4)消火設備 屋内消火栓、連結送水管
5)ガス設備 都市ガス(13A)
《見学写真》
見学風景 配管ユニット
《説明資料》
説明資料1 説明資料2
説明資料3 説明資料4
説明資料5 説明資料6
■中国・四国支部 創立40周年記念講演会
  リスクマネジメントを考える 〜トラブル・リスクの回避〜
開催日 平成23年2月16日(水)
参加人数 75名
会場 鯉城会館 5階サファイア
協賛 (社)建築設備技術者協会 中国・四国支部
(社)広島県管工事業協会
(社)広島県設備設計事務所協会
 空気調和衛生工学会中国・四国支部は昭和45(1970)年7月18日に設立決議総会が開催され、引き続き11月14日に設立総会が開催されて、爾来40年が経過しました。
 支部創立40周年を記念して、「(社)空気調和衛生工学会 中国・四国支部 創立40周年 記念講演会」が平成23年2月16日(水)に鯉城会館5階サファイアを会場として開催されました。

 記念講演は2部構成で、
第1部が渡邉一由氏と田中毅弘教授による
「建築設備におけるリスクの特徴とリスクマネジメントの実践」
第2部が宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 西山和孝准教授による
「小惑星探査機『はやぶさ』7年間の苦闘」
でした。

 講演会に先立ち、西名大作支部長から40年間にわたる支部の運営と発展に尽力された歴代の支部長、及び役員の皆さんに対する感謝の言葉と今後の支部発展に向けての会員の皆さんへの協力のお願いの言葉がありました。

 第1部においては、まず渡邉一由氏から「建築・設備のリスクマネジメントの実践(T)」と題して、CSRの観点から見たリスクマネジメントのありかた、これまでの企業不祥事、建築・設備技術者に求められることを踏まえたうえで、ビルのリスクマネジメントの観点から技術面・ソフト面の課題を抽出して現状と望ましい対応について、豊富な事例を交えながら話がありました。
 田中毅弘教授からは「建築・設備のリスクマネジメントの実践(U)」と題してリスクとリスクマネジメントの概念、ビルマネジメントにおけるリスクの想定、トラブル・リスク回避のための評価手法及びヒューマントラブルに関して豊富な資料を使って説明がありました。

 第2部の西山和孝准教授による「小惑星探査機『はやぶさ』7年間の苦闘」では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び宇宙科学研究所の研究活動の紹介から始まって、小惑星「イトカワ」の紹介、「はやぶさ」で実証しようとした技術、イオンエンジンの仕組みなどの説明があった後、7年間に及ぶ「はやぶさ」の苦闘の姿をリアルに紹介していただき、宇宙へのロマンを駆り立てられました。

 記念講演会の後は別室にて交流会が開催され、講師の先生方との意見交流、会員間の親交を深め、有意義な40周年記念行事を終了することができました。
時間 演題等 講演者等
13:00〜 開会挨拶 空気調和・衛生工学会中国・四国支部
支部長 西名 大作
13:40〜 〔第1部〕
「建築設備におけるリスクの特徴と
リスクマネジメントの実践」
空気調和・衛生工学会
施工保全委員会
渡邉 一由・田中 毅弘
15:25〜 〔第2部〕
「小惑星探査機『はやぶさ』7年間の苦闘」
宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙科学研究所
准教授 西山 和孝
西名支部長開会挨拶 受講風景
西名支部長開会挨拶 受講風景
渡邉一由様 田中毅弘様
渡邉一由様 田中毅弘様
西山和孝様 「小惑星探査機『はやぶさ』
7年間の苦闘」より
■山口きららプール

日時 平成22年11月26日(金)
参加人数 41名

《建物概要》
住所 山口県山口市阿知須字遠石509番地50
敷地面積 24,223m2
建築面積 7,175m2
延床面積 12,007.82m2
階数 地上3階、地下1階
構造 RC造(一部S造)
主要施設 メインプール50mX10コース25mX10コース、2分割可動床(水深2.5〜0m可変)
サブプール 25m X 8コース、2分割可動床(水深1.4〜0m可変)
幼児プール、ジャグジープール
更衣室(更衣ロッカー約400人分)
観客席1,212席(含 車いす席20席)

《設備概要》
1.空気調和設備
1)熱源 直焚き吸収式
冷温水発生機
2基(灯油焚)―空調、プール水冷却用
真空式温水
ヒーター
2基(灯油焚、2回路)―暖房・プール水昇温、給湯用
ペレット
ボイラー
1基(木質ペレット焚)―暖房・プール水昇温、給湯用
2)主要設備 プール 空気調和機+電気式遠赤外線ヒーター(プールサイドには床暖房)
諸室 空冷ヒートポンプエアコン
2.衛生設備
1)給水設備 上水 市水道直結方式
中水 中水槽より加圧給水ポンプにて供給
(雨水及びろ過排水を便所洗浄水に再利用)
2)排水設備 公共下水道(分流)
プール排水は、調整池を経由して海へ放流
3)給湯設備 中央給湯方式、電気温水器
4)消火設備 屋内外消火栓設備、スプリンクラー設備
5)ろ過設備
  メイン
プール用
サブ
プール用
ジャグジー
プール用
幼児用
プール用
ろ過処理能力 200m3/h
X
4基
150m3/h
X
2基
6m3/h
X
1基
6m3/h
X
1基
プールターン回数 5ターン/日 8ターン/日 2.5ターン/時間 1ターン/時間
プール水温 25〜30℃
(任意設定)
25〜30℃
(任意設定)
36〜40℃
(任意設定)
28〜33℃
(任意設定)
プール保有水量 3750m3 750m3 1.88m3 3.96m3
ろ過方式 全自動式珪藻土
ろ過装置
全自動式珪藻土
ろ過装置
全自動式珪藻土
ろ過装置
全自動式珪藻土
ろ過装置
滅菌方式 電解次亜塩素注入方式
+
オゾン浄化方式
電解次亜塩素注入方式
+
オゾン浄化方式
電解次亜塩素注入方式 電解次亜塩素注入方式

《見学写真》

メインプール

西名支部長挨拶

説明風景(メインプール)

メインプール空調ダクト、吸込口

電気式遠赤外線ヒーター

ペレットボイラー

説明風景(ろ過装置)

ろ過装置

電解次亜循環ユニット

オゾン発生装置