広島大学大学院先進理工系科学研究科 都市・建築計画学研究室(田中研究室) |
■担当教員 教授 田中貴宏 助教 田村将太 |
教授 田中貴宏 |
■専門分野 |
都市環境、都市計画、まちづくり |
■研究室の研究 |
当研究室では、本年度、教員含め22名で活動しており、研究テーマとしては、都市や地域、建築空間で生じる様々な現象のメカニズム解明に向けた研究を進めています。具体的には災害、環境(気候環境、水環境、生態環境、地盤環境、エネルギー)、社会(人々の生活、人流、人口動態など)を対象に、GIS(地理情報システム)等のデジタル技術を活用し、これらの現象を空間的に把握することを目的としています。 また、それらの科学的理解(エビデンス)に基づく、都市や地域、建築の計画手法の開発を進めています。そして一方で、実践活動として、地域の行政機関の皆さん、住民の皆さんと協働し、都市計画、まちづくり、建築づくりを進めています。 例えば、グリーンインフラは、気候変動適応(豪雨災害対策、暑熱対策)に向けて、有効な手法のひとつと考えられますが、その効果的な導入方法に関する研究などを進めています。 |
■研究キーワード |
●まちづくり ●都市環境計画 ●防災・減災 ●グリーンインフラ ●気候変動適応 ●都市気候 ●ウォーカビリティ ●都市・農村の景観 ●再生可能エネルギー ●GIS |
■最近の主な論文 |
●松尾薫・井上莞志・横山真・田中貴宏・吉原俊朗:適材適所の都市熱環境デザインを支援するアドバイスマップのあり方に関する研究−広島都心部を対象とした専門家協働ワークショップを通して−,日本建築学会計画系論文集,88(814),2023.12 ●小沢啓太郎・田中貴宏:地方小都市における住民の生活環境評価と居住地周辺の物的環境の関連分析−生活環境を考慮した集約型都市構造の検討のための評価モデルと評価マップの作成−,日本建築学会計画系論文集,88(809),2160-2168,2023.7 ●荒木良太・山鹿力揮・片野裕貴・田村将太・田中貴宏:洪水抑制効果に着目した市街地内のグリーンインフラ導入計画シナリオ評価−広島県呉市中央地区を対象とした配置と量の検討−,都市計画論文集,57(3),508-515,2022.10 ●Settawut Bamrungkhul, Takahiro Tanaka:The Assessment of Land Suitability for Urban Development in the Anticipated Rapid Urbanization Area from the Belt and Road Initiative: A Case Study of Nong Khai City, Thailand, Sustainable Cities and Society, 83 103988, 2022.8 ●横山真・佐々木唯・松尾薫・田中貴宏:熱環境・水環境からみた谷戸の類型化と都市温暖化・水害対策方針の提案−谷戸のグリーンインフラ化に向けた検討−,日本建築学会技術報告集,28(69),918-923,2022.6 ●平野一貴・田中貴宏:地区特性とステークホルダー別便益分配を考慮した木質バイオマスエネルギー活用計画の検討手法に関する研究−広島県東広島市における熱利用ケースの評価−,日本建築学会計画系論文集,87(793),608-619,2022.3 ●井上莞志・田中健太・田中貴宏・松尾薫・横山真:広島市都心部及びデルタ市街地における夏季の屋外気温分布に関する研究−気温分布形成要因の分析と暑熱緩和策導入推進エリアの抽出−,都市計画論文集,55(3),931-938,2020.10 ●平野一貴・田中貴宏:島嶼部における経済性・CO2排出削減を考慮した木質バイオマス活用可能性に関する研究−瀬戸内海・大三島におけるシナリオの評価−,都市計画論文集,55(3),697-704,2020.10 |
■最近の主な進路実績 |
建設技術研究所、地域科学研究所、八千代エンジニアリング、地域計画建築研究所、NTT都市開発、日建設計、UR都市機構、阪急阪神不動産、大阪公立大学、福山市立大学など |
研究室の大学院生、OB、OGと |